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月桃(げっとう)について
1.月桃とは? (沖縄名 → サンニン) 分布 月桃は、熱帯・亜熱帯に自生しているショウガ科ハナミョウガ属の多年生常緑草本であり、月桃の仲間にはゲットウ、タイリンゲットウ、タイワンゲットウ、フイリゲットウ、クマタケラン、アオノクマタケラン等があります。 葉は長さ40〜60p、濃緑色で光沢があり、長楕円数個左右に先端は尖り、下端は鞘となり茎を包む。花は夏に、茎頂の下垂する提灯のような大型で総状花序をつける。花は長さ4pくらい、花冠は3裂し、唇弁は大型で舟型、縁にぎざぎざがあり、黄と紅との条紋がある。 果実は花後に長さ約2pで倒卵球形。これは縦の助条があり、熱すると赤くなって、その一側が縦裂して球型で灰色の種子を露出する。種子は〈白手〉または〈白手伊豆砂〉といわれる。または、ウイスターソース、カレー等の香辛料として使われる。 沖縄では、旧暦の12月8日にお餅を月桃の葉で包み蒸して、その餅を歳の数だけ食べる習慣がある。(カーサームーチーと呼ぶ)これは、月桃の葉で包むことで中の餅が腐りにくいからである。 月桃葉部から得られる精油は防虫剤、防カビ剤、抗菌剤等に使用されている。また月桃葉部にはデヒドロカワイン類が多く含まれており(生重当たり0.4%)、抗菌作用があることが報告されている。 月桃にはさまざまな成分が多く含まれていることが、最近明らかにされつつある。したがって、月桃の葉部や茎部、根茎部および種子は、香料、色素、防虫、防カビ、防腐あるいはバルブ原料となる有効成分を含み、多様な可能性を秘めた産業資源となり得るものと期待されている。
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